もう資金繰りも怖くない!中小企業の資金調達手段3種!

2019.12.1 更新
ハウス・リースバック

この記事を読むのに必要な時間は約 8 分です。

中小企業にとって、いかに資金調達をするかが経営の重要課題となります。

逆に言うと資金さえあれば倒産することもないので、資金調達に対していかに知見があるかが、企業の継続性を左右します。今回は資金調達の種類や活用方法について解説していきます。

目次へ

資金調達の手段は主に3種類に分かれる

資金調達には、「負債を増やす」、「資本を増やす」、「資産を現金化する」の大きく3種類に分かれます。

またそれぞれに対しても様々な方法や調達先による特徴があります。それぞれのメリット・デメリットがあるので、この機会に詳しく理解して今後の資金繰りに役立てましょう。

負債を増やす

銀行といってもメガバンクから地方銀行、信用金庫、政府系金融機関など、他の方法と比較すると、調達先は豊富にあります。

基本的には過去の実績をベースに審査が行われ、そこで融資額、金利等の条件が決まります。

負債を増やすことで、契約で定められた利息と元本と返済する必要があります。

資本を増やす

負債を増やすことに比べると調達先は限られてきますが、過去の実績ももちろんですが、どちらかというと、企業の将来性を主に見ており、事業計画により将来どれくらい大規模な企業になるか、その実行性があるかにより、調達できる資金が変わってきます。

資本を増やすと、配当金の支払が求められます。

資産を現金化する

会社に現存する資産を活用するので、自社の資産総額が資金調達額の限界値になります。

資産の現金化は、企業の信用力が低くなっているときでも実行できることが利点です。

目次へ

資金調達の方法

ここまで簡単に資金調達の3種類について解説してきましたが、下記では具体的に、それぞれの手法や調達先ごとの特徴などを解説していきます。

負債を増やす方法

負債を増やす方法は様々あるものの、ここでは銀行融資、地方公共団体や国からの融資について説明していきます。

まず、やはり代表的なのは銀行融資でしょう。

今回は銀行の融資の中でもプロパー融資について解説します。

プロパー融資では、のちほど説明する制度融資と比べ、民間の銀行が資金を貸し出すことを言います

したがって、実績重視での融資審査の面が強く、利用するハードルはとても高くなります。

次に地方公共団体や国からの融資です。主に日本政策金融公庫からの融資と制度融資があります。

日本政策金融公庫は、政府から100%出資を受けている政府系金融機関です。主に個人事業主や中小企業を中心に融資を行っています。

銀行に比べると、実績はもちろんですが、将来性を加味してくれる面が強く、低金利のため、創業して間もない起業家や資金の少ない中小企業でも審査が通りやすいです。

ただし、提出書類や審査項目が多く、審査は比較的煩雑であることから、おおよそ3週間~1ヶ月ほど時間がかかると言われています。

制度融資とは、地方自治体、金融機関、信用保証協会が連携して中小企業を支援する制度のことです。

万が一返済が滞ったとしても、信用保証協会が融資の保証人となるため、金融機関にとってはリスクが軽減され、審査のハードルが低く設定されています。

多くの場合、創業間もない起業家が、銀行のプロパー融資の前に、この制度融資を活用します。

しかし、日本政策金融公庫と同様に、審査項目が多く、審査に時間がかかりがちなのが難点です。

資本を増やす方法

資本を増やす方法としては、「公募増資」「株主割当増資」「第三者割当増資」の3つが挙げられます。

公募増資は、不特定多数の投資家に、時価を基準にした価格で新たな株式を発行する増資方法です。

株式上場などしている企業では一般的であるものの、非上場の中小企業ではあまり一般的に活用はされていません。

株主割当増資は、既存の株主に持ち株の数に応じて新たな株式の割当を受ける権利を与える増資方法です。既存の株主のみに発行が限定されるため、増資後は株主構成が大きく変化することがありません。

第三者割当増資は、特定の第三者に新たな株式を引き受ける権利を与える増資方法です。

主に取引先の企業や金融機関、自社の従業員など、会社に縁のある関係者にこの権利を与えることが多いため、縁故募集とも言われます。M&Aを行うときに活用されることがあります。

資本を増やす方法としては、上記3つがありますが、調達先として「ベンチャーキャピタル」「エンジェル」をご紹介していきましょう。

ベンチャーキャピタルは、企業や個人から出資を募り、ファンドを組成して、その資金をもってベンチャー企業に出資することを言います。

そのベンチャー企業が上場又はM&A(EXIT)をすることで出資した資金を回収、そしてその利益を上げる投資専門会社のことをベンチャーキャピタルと言います。

ベンチャーキャピタルの投資は融資と異なり、投資先が急成長することにより投資資金が何十倍、何百倍にもなることを期待して投資します。ただし、ベンチャーキャピタルが組成したファンドには期限があり(多くは10年)、その期限内に投資した資金を回収しないといけない点には注意が必要です。

エンジェルとは個人の投資家のことです。

多くはIPOやM&A、あるいは大きく事業で成功した起業家、事業家が有望な企業に投資することを言います。ベンチャーキャピタルとは異なり、ファンドの期限がないので、投資を受けた企業はファンド期限を気にせず、資金を活用できます。

ただし、一般的には、エンジェル投資はベンチャーキャピタルからの投資に比べて少額になります。

資産を現金化する方法

資金調達について解説してきました。

資産を現金化する方法としては、リースバックがおすすめです。

リースバックは自宅を売却して、そのあとは賃貸で住み続けることを言います。

一度、運営会社に家を売ってしまうので一時的に一括で現金が手元に入ります。そのため、リースバックにより毎月の利用料金を払って資産を継続して利用しつつ、売却資金は一括で調達する方法になります。

ハウスドゥのハウス・リースバックは、最短5日で現金化が可能です。(物件・状況により5日で対応できない場合もあります。5日実施の場合別途手数料が必要になります。)

企業で資金調達に困っている人はぜひご相談下さい。

目次へ

まとめ

ここまで資金調達の3種類について見てきましたが、重要なのは、自社の資金調達方法として、何が正しいか見極めることです。

そのためには、まず自社の資産や、金融機関などの整理をしましょう。

そのうえで、自社のビジネスモデルや将来性を見越して、どのような資金調達方法が適しているのか、事業計画などと照らし合わせながら探っていくことです。

なかなか自分では難しい、ということであれば、お近くの金融機関等の調達先に相談してみてください。

あなたに合う資金調達方法がきっと見つかるはずです。

お客様事例・体験談 LINEお友達募集中
 ハウスドゥ
この記事を書いた人

ハウス・リースバック編集部

この記事を見た人はこんな記事も見ています

ハウス・リースバック

ランキング

Facebook

※ 取扱には審査があり、諸条件によりお取扱いできない場合もあります。ご利用にあたっては所定の事務手数料と別途登記等の費用が掛かります。詳細はお問合せください。
※ 締結した契約書の記載事項に反した場合を除き住み続けられる。
※ 再度購入には別途条件有。また、登記費用等の諸経費要。
※ 早期の決済には別途手数料が必要。なお、状況によりご要望に沿えない場合もあり。
※ 残債金額により取扱いできない場合も有。
※ 一部、現金一括で支払できない場合も有。
※ 未成年者との契約には法定代理人の同意が必要となります。