家のローンが払えないときに売却しても住める方法がある!

2024.04.8 更新
ハウス・リースバック

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お金にまつわるトラブルはたくさんありますが、家のローンが払えなくなるのもそのひとつです。家のローンは日常生活の中でも大きな出費で、しかも長期間定期的に支払わなくてはいけないものなので、大きな経済的負担となりがちです。

そのため、事業に失敗したり、事故や災害で収入が大幅に減ったりしてしまうと、ローンの支払いが難しくなってしまうことがあり得ます。ここでは、そんな事態に陥ったときの選択肢のひとつ「家の売却」について解説していきます。

家のローンが払えない!売却する?

家で困っている女性

何らかの理由で家のローンの支払いが困難となった場合、どういったことが起こるのでしょうか?また、そうなった場合、家の売却は可能なのでしょうか?ここでは、ローンが支払えなくなったときの家の売却について見ていきます。

家のローンが払えないとどうなる?

家のローンが支払えなくなった場合、催促状や督促状が届くようになります。それでも支払いが滞っている場合は、個人信用情報へ事故記録として記載され、最終的に来るのがローンの一括返済要求です。

それでも滞納が続き、9ヶ月を過ぎると保証会社から競売を申し立てられます。さらに、裁判所による現地調査が行われ、滞納13ヶ月から16ヶ月で家が競売にかけられ入札開始となり、競売が完了すると、強制立ち退き処分となります。一般的には、滞納から1年ほどで退去しなくてはいけなくなると考えて良いでしょう。


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家のローンが払えないときは売却できるのか?

家のローンが払えなくなった場合、家を売却することが可能です。その場合の売却手段は一般売却か任意売却となります。

・一般売却

住宅ローン残高が家の売却価格よりも低い、アンダーローンの場合に選択可能な手段です。売却金額は全額ローンの返済に充て、不足分があったら現金で支払います。

・任意売却

住宅ローン残高が家の売却価格よりも高い、オーバーローンの場合に選択する手段です。債権者の同意を得たうえで、ローン残高が残っている状態で相場の価格で家を売却します。不足分は分割で支払うことになります。


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家のローンが払えないときに売却以外に考えられること

家のローンが払えない場合、家を売却する以外にはどんな方法があるのでしょうか。ここでは、売却以外の選択肢のほか、ローンを払えなくなった場合にやってはいけないNG行為についても触れていきます。

家のローンが払えない場合の売却以外の方法

・金融機関への相談

早い段階であれば、ローンの減額、返済計画の見直しといった代替案を提案して貰えるかもしれません。相談しないまま時間だけが過ぎてしまうと手遅れになりやすいので、早めに相談するようにしましょう。

・生活の見直しを行う

生活の中の無駄な出費を抑えたり、売却処分できるものはお金にすることで、ローンの返済に充てるという選択肢もあります。加入している保険の見直しや共働きを始めることなどが有効です。

・住宅ローンの借り換え

現在よりも金利の低いローンに借り換えることで、負担を軽減する方法もあります。しかし、それほど当初の借入金利によっては大幅に減額されるわけではないのでよく検討しましょう。また、借り換え自体に費用がかかる場合もあります。

家のローンが払えないときのNG行為

・カードローンやキャッシング

家のローンを払うためにローンやキャッシングを繰り返すと、たちまち自転車操業状態に陥ります。カードローンやキャッシングは住宅ローンよりも金利が高いので、かえって経済的ダメージが大きくなってしまいます。しかも、返済が滞った場合、個人信用情報へ事故記録としてこれらも記載されるため、控えましょう。

・生活保護の受給

生活保護は税金で行われるため、家を売らないと受けることができません。住宅ローンを返済中の方が生活保護を受給することは、税金で資産を形成することになってしまうからです。

・催促状や督促状を放置する、逃げる

当然のことながらNGです。読まずに放置したり遠方へ逃げたところで、何の解決にもなりません。加えて、定職に就くことができない、延滞料により支払い金額が増える、健康保険証が使えないなど、さらに悪いことが積み重なってしまいます。


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ハウス・リースバックを使い、家のローンを解消する

家のローンが払えなくなったら、対策を講じなければなりません。さまざまな対策の中でおすすめなのが、「ハウス・リースバック」という手段です。ここでは、ハウス・リースバックの詳細と利用するための条件を解説していきます。

家のローンを払えないときはハウス・リースバックも一つの手

ローンの支払いが難しくなってきたら、ハウス・リースバックというサービスを利用することをおすすめします。これは、住んでいる家を売却したあとでも、その家に賃貸として住み続けることができるというものです。

売却後もそのまま住むことができますし、必要であれば再度購入することもできます。また、売却した金額は一括で支払われるので、そのままローンの返済に充てることが可能です。さらに、競売や仲介と違って物件の売却情報が公開されないため、誰にも知られずに売却できるのも大きなメリットと言えます。

ハウス・リースバックの条件とは

ハウス・リースバックは、住宅ローンが未完済でも利用することができます。しかし、利用するためにはいくつか条件があります。まず、売却価格が残債を上回ること。自宅を売却したあとも賃貸として住み続けるための、家賃の支払能力も必要となります。また、共有名義だったりする場合、現在住んでいる方だけではなく名義人すべての同意を得ることも条件となります。

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まとめ

家のローンが払えなくなると、ローンの一括支払い要求がされます。さらに滞納が続くと、物件は競売にかけられ、最終的に強制立ち退き処分となります。

家のローンが払えなくなった場合、アンダーローンなら一般売却、オーバーローンなら任意売却という形で売却可能です。売却以外の手段としては、金融機関への早期相談、生活の見直し、住宅ローンの借り換えが有効です。逆に、カードローンやキャッシングの利用、生活保護の受給、催告状や督促状の放置や、夜逃げはするべきではありません。

家のローン未払い解消の手段として、ハウス・リースバックという方法もあります。これは、建物を売却したあとでも賃貸として住み続けられるというもので、短期間でまとまった資金を手に入れることができます。名義人すべての同意を得ること、家賃を払える安定収入があること、売却価格が残債を上回ることが利用条件となりますが、ローンの支払い問題の解決方法の一つとして考えてみてください。

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ハウス・リースバック編集部

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