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年齢を重ねるにつれ、悩みの種類は増えるもの。自身の親だっていつまでも元気でいるわけではありません。高齢になった親が、実家に最後まで住み続けられるかどうかわからないので、家の処分を考えている、という方もいらっしゃることでしょう。今回はそんな方に、実家を処分する方法と注意点をご紹介します。
実家を処分する方法とは
実家を処分するには、基本的には以下のような方法があります。物件の価値や、親族の意向を踏まえて最適な方法を選びたいですね。
無駄にならない3つの方法
・身内の誰かが住む
土地や家そのものに愛着がある場合は、親族の誰かが土地を相続し、そのまま住み続ける方法があります。
ただし、ネックとなるのが相続税で、都心ともなると高額の相続税が発生する場合もあります。ここで知っておきたいのが小規模宅地等の減額特例です。自宅用の土地なら330平方メートル、商店など事業用の土地であれば400平方メートルまで、土地の評価額を80%減額できるというものです。この特例の適用を受けるためには、相続税の申告時に、この特例を受けたいことを申告し、資料などを提出する必要があります。詳しくは国税局や税理士などに相談するのがよいでしょう
・賃貸に出す
当面は親族がその土地に住むつもりはないが、売却はしたくないという場合には、賃貸物件として貸し出す方法があります。この場合は、賃貸経営をすることになりますので、それなりのコストや時間をかけることになることを念頭に入れておきましょう。
・売却する
その土地を手放してもよいのであれば、売却も検討しましょう。不動産会社に相談する前に、自分なりに土地についての情報を収集し、信頼できる不動産会社と契約をすることが重要です。
空き家のまま放置してはいけない?
誰も住まなくなった家を、空き家のまま放置しているとよいことはありません。まず、維持費がかかります。固定資産税はもちろんのこと、たまに手入れに帰るのであれば、電気や水道も使えるように光熱費も必要です。また、庭の草刈りや建物自体の修繕にもコストと手間がかかります。
長く人が住まない家は、放火や不法侵入などの犯罪の温床となる可能性が高くなります。知らない間に何者かが侵入し、寝どころとして使われていたというケースもありますし、放火されてしまった場合には、自身の家だけでなく近隣にも被害が出る可能性があります。また、建物の崩壊や、害虫・害獣被害などで隣家や自治体から苦情が来ることも大いに考えられます。
だったら建物は壊して更地にしておこう、と考えるかもしれませんが、そうすると固定資産税が跳ね上がります。日本の土地税制では、利用価値の高い更地には固定資産税の軽減措置を適用しておらず、建物が建っている土地よりはかなり高い税金を払わなければならないのです。
処分する際の注意点
上でご紹介した通り、親が亡くなってしまった後に実家の処分が決まらないまま、空き家として放置してしまうのは、デメリットしかありません。スムーズに処分を進めるための注意点をみていきましょう。
早めに話し合っておこう
親が亡くなった時のことを元気なうちから話題にするのは、少し気がひけるかもしれませんが、いつかは考えねばならないことです。親が健在のうちに、実家をどうするかについて身内で話し合う機会を持つことをおすすめします。
親自身は、誰かに実家に住んでもらいたいのか、子供の中で親の死後に実家に住みたい人がいるかなど、親の意向と子供達の意向をお互いにしっかり話し合いましょう。話し合いの結果、場合によっては、親が元気なうちに高齢者施設やコンパクトなマンションに移り住むという選択肢が出るかもしれません。
特に注意しておきたいのは、親が健在のうちに実家を売却するとなった際の、親の健康状態です。寝たきりや認知症になってしまった場合、売却に関する契約などがスムーズにできないことがあるからです。
相続問題の話し合いはもちろん重要ですが、日頃から親の様子を気にかけて、コミュニケーションを取っておきたいものです。
親はこんな不安を抱きやすい
元気なうちに住み替えをしたり、高齢者施設へ入所したりするのも合理的な選択かもしれませんが、親自身は大きな不安を抱く場合も多いようです。
長年住み慣れた家や街から離れて、新しい環境で暮らすのは、特に高齢者にとっては抵抗があるものです。
また、長く暮らした家から引っ越すとなると、物を整理するだけでもひと苦労です。費用もバカになりません。
引越し前後は生活環境が不安定ですから、高齢者にとって体力的、精神的に大きな負担であることは事実です。
後悔しない処分の手順とは
実家を処分する方法のひとつとして、検討してみたいのがリースバックです。以下にリースバックとはどういうものか、ご紹介いたします。
リースバックを検討してみる
リースバックとは、持ち家を不動産会社などに売却し、その後はその会社とリース契約を結び、家賃を払い自宅に住み続けるという方法です。
住みながらにして家を現金化することによって、亡くなった後に子供達が相続に関して揉めることが防げます。
ここでリバースモーゲージが思い浮かぶ方もいらっしゃるかもしれません。リバースモーゲージとは銀行などが扱う金融商品のひとつで、高齢者が自宅を担保にして老後資金や生活費を借りられるものです。リバースモーゲージは基本的には戸建て住宅を対象としており、銀行によっては、対象地域が大都市圏に限られている場合もあります。これと比べるとリースバックは対象物件や地域は広いと言えるでしょう
リースバックならハウスドゥ
リースバックが気になった方は、ハウスドゥの「ハウス・リースバック」を検討されてみてはいかがでしょうか?
メリットは、全国に570店舗(2019年3月末時点)あり、全国どの地域の方もご相談しやすいこと。お近くの店舗でこまめにお話しができるのは、安心できますね。
売却後のご自宅はハウスドゥが所有者となりますので、固定資産税はかかりません。
また、一度売却した後でも、将来やっぱりまた自分の物にしたいと思った時に、再度購入することができるのも魅力です。
なんと言っても、住み慣れた自宅にそのまま賃貸として住み続けられるという点が1番うれしいことではないでしょうか。生活環境を変えずに、前もって実家を処分しておくならば、ぜひハウスドゥに相談してみて下さい。
まとめ
親が高齢になった時には、今までにはなかった様々な悩みが出てくるものです。
中でも実家をどうするかという問題は、親が亡くなってから着手したのでは、面倒さが倍増してしまいます。ぜひとも早めに検討することをおすすめします。