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高齢になってくると、自分の死後のことについて考えることもあるでしょう。
自分の死後に遺族が困らないように身辺整理をしようとする人も多いです。
まだまだ長生きするつもりでも、周りをスッキリさせるために身辺整理をする人もいます。
離婚や定年退職を機に身辺整理をすれば、新たな気持で新しい生活を始められるでしょう。
ここでは、身辺整理の方法について解説していきます。
身辺整理をして新たなスタートを!
身辺整理をすれば、スッキリとした気分で老後の生活をスタートできます。
身辺整理とは
身辺整理は自分の持ち物や財産、人間関係などについて整理することです。
本当に必要なものは何なのか見極めて、不要なものを処分します。離婚や定年退職など、人生の転機に行うことが多いです。人生の転機にはライフスタイルが大きく変わるため、身辺整理をする良い機会になります。
持ち物がたくさんあるのは、一見すると豊かなことのように思えますが、そうとも限りません。
いらないものが周りに溢れていることで、邪魔に感じることも多いでしょう。
また、最近では終活を行う高齢者が増えています。定年退職後に、終活の一環として身辺整理をする人も多く、スッキリとした気分で老後を迎えられます。
きちんと身辺整理をしていれば、自分が亡くなった後に、遺族が遺品の整理で困ることもないでしょう。
生前整理との違いについて
身辺整理とよく似ているものとして、生前整理というのがあります。
生前整理は自分の死後に遺族に負担がかからないようにする目的で行うという意味合いが強く、自分のために行うのではなく、家族のために行います。
これに対して、身辺整理はどちらかと言えば自分のために行うものです。
自分が今後スッキリとした気持ちで過ごせるようにするために行います。ただ、厳密に区別するのは難しいです。生前整理も兼ねて身辺整理を行うケースも少なくありません。
身辺整理をする必要は?
自分の周りにいらない物がたくさんある状態だと、なかなか快適に過ごせません。
そのため、快適な暮らしを求めているのであれば、身辺整理をする必要があるでしょう。いらない物がなくなって、必要な物だけ残れば、気持ちがスッキリするだけでなく、掃除も楽になります。
また、処分が大変な物を残したまま亡くなってしまうと、遺族に苦労をかけてしまうことになるでしょう。それを防ぐために身辺整理をする人も多いです。一気に身辺整理をしようとすると大変ですが、少しずつやればそれほど負担にはなりません。
身辺整理の方法がわからない人必見!
何をどのようにして身辺整理すればいいのか見ていきましょう。
まず何を整理すればいいの?
身辺整理として簡単にできるのは不用品の整理です。
自分の身の回りに置いてある物の中で、いらない物がないかどうかチェックしてみましょう。
いらない物を捨てずに保管しておくと、場所を取ります。いつか使うかもしれないと思う物もあるかもしれませんが、具体的に使う予定がなければ思い切って捨てましょう。
人間関係の整理も大事です。不用品と違って場所を取ることはありませんが、人間関係を整理すれば気持ちがスッキリします。身勝手であまり関わりたくない知人がいたら距離を取るようにしましょう。
また、今後会う機会がまずないような人の連絡先が、携帯電話に登録されていることがあるでしょう。
そのような連絡先も整理しておくのが望ましいです。
過去に熱中して集めていたコレクションや、学生時代の思い出の品なども処分するとスッキリします。実際に処分しようとすると、ためらってしまう人も多いですが、現在必要なければ処分しても問題ないと考えましょう。
そして、預金や持ち家、車、銀行口座など財産の整理がもっとも大事です。
株式や公社債などを保有している人もいるでしょう。このような財産を整理しておくことで、相続で揉めてしまうのを未然に防止できます。
身辺整理を効率よくする方法
身辺整理を効率よく行うためには、身辺整理ノートを書いてみるのがいいでしょう。
これまで自分がやってきたことや、やり残したことなどをノートに書いていきます。そうすることで、もう処分しても問題ないものと、残しておくべきものがはっきりしてくるでしょう。
もし自分が突然亡くなってしまっても、遺族が身辺整理ノートを見ることで、遺品をどう扱えば良いのかが分かります。
処分の方法がわからない
身辺整理で不要だと判断した物は、捨てるか売るか、人に譲るかのいずれかの方法で処分します。
売る物は車や株式、宝石類などです。高齢になると少しずつ判断力が衰えてくるため、なるべく正常な判断力があるうちに売っておきましょう。
また、捨てる物は通常のゴミとして捨てられる物は問題ありませんが、自治体で回収できない物も出てくるかもしれません。その場合には、不用品回収業者を利用すると便利です。
大きな身辺整理をする方法は?
持ち家も生きているうちに処分しておくのが望ましいです。そのための方法を見ていきましょう。
持ち家を処分する方法
持ち家を手放すには不動産会社で売却する方法が一般的です。
ただし、手続きがやや面倒で、購入希望者に対して内覧なども行わなければなりません。
また、近所の人にも売りに出しているのが分かってしまうでしょう。近所にバレたくないと考えている人は、ためらってしまいがちです。
また、持ち家を売却したら、賃貸住宅などに引っ越して今後生活していくことになります。
高齢になってから新しい場所に引っ越すのはつらいでしょう。
そこで、持ち家を売りたくても引っ越したくないという人は、ハウスドゥにご相談ください。
ハウスドゥでは、持ち家を売却した後、賃貸として住める『ハウス・リースバック』というサービスを提供しています(https://www.housedo.co.jp/leaseback/about/)。
ハウス・リースバックとは?
ハウス・リースバックというのは、持ち家を売却すると同時にリース契約を締結できるサービスです。
売却前と変わらない環境で自宅に済み続けることができます。身辺整理で持ち家を処分したいと考えている人にとってはピッタリのサービスでしょう。
自分が生きているうちに、持ち家を現金化できるため、自分の死後に遺族が相続で揉めるのを防止できます。
既に身辺整理をしていれば、家の中に残っているのは必要最低限の物だけです。遺族は簡単に遺品整理を済ませて、家を明け渡すだけで済むので、負担が軽減されるでしょう。
まとめ
まだまだ元気な高齢者は、自分が亡くなった後のことはあまり考えたくないかもしれません。
しかし、元気なうちに身辺整理をしておくことで、自分の死後に遺族に負担をかけずに済みます。
そして、いらない物を処分すれば、スッキリとした気持ちで老後の生活を始められるでしょう。持ち家などの大きな財産の処分に関しても、元気なうちに決めておくのが望ましいです。