資金繰りには運転資金が大事!リースバックで確保しよう

2018.10.30 更新
ハウス・リースバック

この記事を読むのに必要な時間は約 7 分です。

売り上げはあるはずなのに、資金繰りが厳しくて困っている自営業者や中小企業の経営者も少なくないかと思います。売り上げがあがっているように見えても資金繰りがうまくいかないのは、運転資金がしっかり確保できていないため。そして、売掛金回収にはどうしてもタイムラグが発生するためです。押さえておきたい運転資金のポイントと、確保のための方法を紹介します。

安定した資金繰りに運転資金の確保が必要な理由

まず、運転資金とは事業を継続的に続けていくために必要なお金のことを指します。細かくみると、事務所の家賃や光熱費、従業員への給与、仕入分の支払いなどです。こうした運転資金の十分な確保は安定した資金繰りには欠かせないもの。なぜ運転資金が資金繰りに重要なのか解説します。

売り上げの回収にはタイムラグがある

安定した資金繰りのために、しっかりした運転資金の考え方が必要なのは、売り上げ回収にタイムラグが発生するためです。事業を営んでいるならすぐにピンとくるかと思いますが、仕事をしても現金はすぐに入ってくるわけではありません。

契約状況にもよりけりですが、仕事が完了してから1ヶ月後、2ヶ月後、あるいは3ヶ月後のように後で入金されることがほとんどです。この、仕事をしても売上金が入ってきていない部分を売掛金といいますが、売掛金が実際に入金されるには時間がかかるため、仕入れとの間に大きなタイムラグが発生してしまいます。

仕入れと売り上げのタイミングがずれるために、一時的な資金不足に陥りやすくなるのです。そのため、事業が黒字であっても、資金繰りが厳しくなって倒産になることもあります。

理想は売上回収の立て替え分を運転資金として確保すること

倒産はもちろん、安定した資金繰りを実現するためにも、運転資金をしっかり確保しておくことが大切です。理想は売上が実際に回収できるまでの分を立て替えられるだけ確保しておくこと。そのためにも、売掛金と運転資金の違いをしっかり理解しておくことが大切でしょう。


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資金繰りしやすい正常運転資金の計算と改善方法

資金繰りで失敗しないためにも、売上回収分までの資金は運転資金として確保しておきたいと紹介しました。ただ、1つ1つ計算していくと面倒ですし、効率が悪いです。そんなときに活用できるのが、正常運転資金の計算。正しい計算方法と、資金繰りの悪化を改善するための方法3つを紹介します。

正常運転資金を計算してみよう

正常運転資金の計算式は以下の通りです。

売上債権+棚卸資産-仕入債務=運転資金

売上債権は、売り上げが発生、つまり仕事は完了したものの、現金として手元に送られてきていないもののこと。先に紹介した売掛金のほか、受取手形も含まれます。資金繰り悪化に大きな影響を与える部分です。

次に棚卸資産。簡単にいうと在庫のことを指します。商品はもちろん、製造業ならストックしている原材料も棚卸資産です。

仕入債務は、売上債権の逆のこと。仕入れに対してまだ支払いが完了していない部分を指します。勘定科目でいうと、買掛金や支払手形にあたる部分です。

それぞれ公式に当てはめることで運転資金を算出できますが、運転資金が十分にない場合は経営の赤信号が出ているということ。そうでなくても、売り上げは一定でないため運転資金は変動するので、長期的な展望が必要です。現状赤信号が出ている場合はもちろん、今後のために何らかの対処をする必要性があるでしょう。資金繰りを改善するための3つの方法を紹介します。

改善方法1.売上金の回収を早める

まず資金繰りにおいて大きなウェイトを占める、売上金の回収を急ぐということ。まとまった売上金が現金として入ってくれば、資金に余裕が出てきます。無理に事業を絞ったりしなくてもよいのがメリットです。ただし、仕事をもらっている取引先との関係もあるので、なかなか回収を早められない可能性もあります。

改善方法2.在庫を早めに減らす

売れ残った商品などの在庫は、一般的に時間が経つごとに価値が落ちていきますし、持っているだけでは売り上げにつながらないので在庫を抱えるほど資金繰りは悪くなってしまいます。早めに在庫を減らすスタンスもときには大切です。

改善方法3.支払いを遅らせる

売上金回収の反対で、仕入の入金を遅らせる方法です。仕入れのほかにも、専従者などに支払う給料、光熱費などの支払いを遅らせる方法もあります。支払いを遅らせることでタイムラグの解消ができますが、取引先など状況によっては難しいケースも考えていかなくてはなりません。

運転資金はリースバックで確保?その理由は?

運転資金の確保によって経営を改善する方法を、主にタイムラグを解消する方向性で紹介しましたが、取引先とのやり取りも絡み、現実的には難しいケースもあります。ただ事業は続いていくものなので、なんとかして資金を確保しなくてはなりません。タイムラグの解消が期待できない場合、どういった方法で運転資金を確保していくべきなのでしょうか。

運転資金を融資で確保する方法も

まず考えられるメジャーな方法としては、金融機関などで融資を受けて運転資金を確保するというものがあります。こうした方法は、ある程度まとまったお金を用意できる可能性があるため利用価値はあります。

しかし、あくまで借金なのでそれなりの利息が発生しますし、基本的に短期間で返済していくために負担も大きいです。これから先も同じように運転資金が足りなくなったとき、都度利用するのは厳しいかもしれません。

ハウス・リースバックで運転資金の確保を考える

融資でのデメリットを考えるなら、ハウス・リースバックで運転資金を確保する方向性でも考えてみてはいかがでしょうか。所有の自宅や工場、あるいは事務所をハウス・リースバックによって現金化すれば、運転資金、現預金の確保が可能です。支払いについても、リース料のみの支払いで済むので利息に悩む必要はありません。

中小企業などの事業用に特化した「アセット・リースバック」もあるので、検討に入れてみてはいかがでしょう。

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まとめ

企業または個人の資金繰りには、正常な運転資金の計算が重要です。運転資金が足りないと気づいたら、早めに対処することも重要。できるだけタイムラグの解消に努め、難しい場合はハウスドゥのアセット・リースバックなど、ハウス・リースバックの活用を考えていきましょう。

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ハウス・リースバック編集部

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