この記事を読むのに必要な時間は約 8 分です。
老後までにコツコツとお金を貯めていって、老後も安心できるだけの資金が貯まれば良いですが、現実には老後までの十分な資金を用意できる人は多くありません。
老後に資金がないと、資金作りを慌ててするも、成果が得られないこともしばしば。
老後の資金がない場合、どのようにして資金を用意するべきなのでしょう。老後に必要な資金と、資金を作る方法を紹介します。
そもそも老後の資金はいくら必要?
老後にどのくらいの資金が必要なのか、いくら準備しておけば良いのか、気になる部分ではないでしょうか。
一説によると、老後資金は3,000万円あった方が良いという話もあります。仮に年間100万円貯金できたとして、3,000万円用意するには単純に30年くらいはかかるので、かなり大きな額だといえるでしょう。
しかし、実際には人によってもらえる年金の額は変わってくるものです。
3,000万円用意できなかったとしても問題なく生活できている人は少なくありません。
将来の不安を考えるとあるに越したことはありませんが、3,000万円は絶対というわけではなさそうです。
・お金の貯めどきは50代が山場
20代、30代、40代、妊娠や出産、育児や子どもの学費などでお金を貯めたくても貯められない人は少なくないことでしょう。
40代あたりまでは、年収が増えても思わぬ出費がかさむものです。
一般的に子どもが独立し、さらに昇給によって給料が増えることが予想される50代がお金の貯めどきといえるでしょう。
しかし、現実には50代で老後資金を十分に用意できず、老後資金が足りないと不安を感じる人も少なくありません。
しかも、50代を超えると貯め方は限られてくるので、50代で老後資金がない状況だと結構問題です。
老後に資金がないときの対策
50代までに思うように老後の資金が用意できず、老後に資金がない場合どうすればよいのでしょうか。考えられる4つの対策を紹介します。
1、年金の範囲内で生活する
老後、第一に取り組みたいのが生活の見直しです。
現役時代の生活をそのまま続けていると、結構無駄な部分も多いもの。できる限り生活にかかる費用をカットして、うまくいけば年金の範囲内に収めることもできます。
単純に年金の範囲で生活すればマイナスにはならないので、老後に資金がなくても困りません。
それでは、年金の範囲内で暮らすにはどういった見直しが必要となるのでしょうか。
まず、大きいのが通信費などの固定費の見直しです。現役時代のようなプランのままで問題ないでしょうか。
通信費であれば、かけ放題でなくする、格安スマホに変えるなどいくらか方法があります。
意外にかさみやすい小遣いや、嗜好品の購入も見直しましょう。
また、無駄遣いになりやすいクレジットカードの限度額の見直し、あるいはクレジットカードを利用しないなどの方法も有効です。
2、アルバイトなどで収入を増やす
老後の生活費を見直すことも大切ですが、カットできる費用は限りがありますし、大幅に生活費をカットすることで毎日の生活に潤いを感じなくなってしまいます。
方法としては、年金収入以外で収入を得る方法も考えていくと良いでしょう。
退職後の再就職は厳しい部分もあるので、アルバイトなどで収入を得る方法もひとつです。
月々数万円、フルタイムなら10万円程度の収入も見込めるでしょう。シニアでアルバイトをする人は少なくないため、現代においてシニアで働くハードルはそこまで高くありません。
ただし、体が元気なうちに働かないと厳しいため、将来に不安がある場合は、働けるうちにしっかり働いておいた方が良いです。
3、起業して収入を増やす
老後に資金がない場合、収入を増やすのも方法のひとつだと紹介しましたが、退職金などまとまった現金がある場合は、起業するという方法もあります。
起業といっても、一から事業を立ち上げる必要はなく、フランチャイズなどのさまざまな形態があります。
毎日店舗に立ってという働き方ができないなら、フランチャイズの店舗をいくつか持ってあくまでオーナーの立場でいる、コインランドリーなど常駐の必要がない事業を展開するなど、自分のライフスタイルに合ったやり方を選択しましょう。
ただし起業にはリスクもつきものです。
失敗すると、せっかく増やした資金が一気に減ってしまう可能性もあります。
4、子どもなど家族に生活費の一部を負担してもらう
生活費をカットして、収入を得る方法を模索してみても難しい場合、子どもなど家族に生活費の一部を負担してもらうという方法もあります。
しかし、ここ最近の日本の生活は昔と比べてだいぶ変わってきました。
日本の現状からみると、現役世代が子どもの面倒も、親の面倒も見るというのは現実的に厳しいです。
さらに、子どもが親の生活費を負担することによって、子どもが老後資金を用意できず、リタイア貧乏が伝染してしまうリスクもあります。
老後資金をハウス・リースバッグで作るという選択肢
ここまで老後資金なしの場合の対策を紹介してきましたが、できることには限りがありますし、方法次第では厳しい部分があることもわかったかと思います。
持ち家がある場合は、ハウス・リースバックを活用するという選択肢もあります。
ハウス・リースバックとは、売却後に売った持ち家をリースすることを条件に、不動産会社などに持ち家を売却すること。
ハウス・リースバックの利用によって、毎月リース料が発生するようになるものの、一括で売却代を受け取れるので、手元にまとまったお金を用意できます。
たとえば、退職から65歳までの年金が支給されるまでのつなぎなど、ハウス・リースバックを活用すれば、お金がない状況を一時的に回復し、資金確保につなげることが可能です。
老後の資金作りに行き詰ってしまった場合、老後の資金がない場合は、選択肢としてハウス・リースバックを活用するのもありではないでしょうか。
まとめ
老後資金がない場合、年金収入内で生活する、アルバイトや起業などで資金を増やすなどの方法がありますが、どれも限度がありますし、少なからずリスクもあります。
負担も少なくて、絶対に老後の資金が作れるという方法は存在しません。
持ち家がある場合、老後資金を形成する方法としてリースバックを検討するのも方法のひとつです。
ハウス・リースバックを活用したいなら、経験豊富なハウスドゥをご利用ください。