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トップインタビュー

2024年6月期第2四半期業績は、過去最高を更新

2024年6月期第2四半期におけるわが国経済は、海外経済の回復ペース鈍化の影響を受けつつも、企業収益や雇用・所得環境は緩やかに改善しています。しかしながら、物価情勢や国内外の金利動向の影響など、先行きの不確実性は高い状況が続いています。不動産業界におきましては、日銀の金融緩和策が維持され、住宅ローン金利は引続き低水準を維持しており、住宅需要は堅調に推移しました。
当社グループの2024年6月期第2四半期は、引き続きハウス・リースバック事業、不動産売買事業が好調に推移したことにより過去最高の業績を更新し、売上高353億72百万円(前年同期比+39.1%)、営業利益21億58百万円(同+23.4%)、経常利益20億95百万円(同+13.1%)となりました。また、期初計画比でも売上高+25.8%、経常利益+16.4%と、大きく上回る進捗となっています。

過去最高業績となる通期計画達成に向け、良好に進捗

当期は、過去最高業績を更新した前期を上回る計画としていますが、通期計画に対する進捗率は、売上高で計画比61.7%、経常利益が58.2%と良好に進んでいます。

フランチャイズ事業では、累計加盟店舗数が700店舗を突破し、2024年6月期第2四半末時点では708店舗、累計開店店舗数632店舗となりました。都市部での新規加盟獲得に注力しており、関東、近畿エリアに続いて九州エリアでも店舗数が順調に伸びています。コロナ禍で一時的に増加した退会数も平常化してきましたので、さらなる店舗数拡大に努めてまいります。業績は、プロモーションと人材投資を強化し販管費が先行していることにより、利益面で前年同期を若干下回っていますが、店舗数の増加に伴い、今後の改善を見込んでいます。

ハウス・リースバック事業では、1Qから引き続き、仕入契約件数は前年同期程度で推移していますが、毎四半期の流動化を継続しつつも、保有総額は前期末と同水準を維持しています。取組件数の拡大余地はまだ十分にあると考えておりますが、グループ全体の事業進捗と財務バランスを見ながら、さらにアクセルを踏むタイミングを見たいと考えています。

金融事業では、リバースモーゲージ保証の成長速度は着実に上昇しており、新規保証件数、額ともに前年同期から150%を超えて伸長しています。セグメント業績としては、不動産担保融資の縮小の影響により前年同期からの減収減益は続いていますが、事業のウエイトシフトは確実に進んでいます。提携金融機関も2024年2月13日現在で49行まで増え、間もなく50行となっています。リバースモーゲージのさらなる認知拡大と普及促進へ向けて、まずは都心部を中心に連携を深め、さらなる拡大に注力してまいります。

不動産売買事業は、引き続きグループ業績に大きく貢献しており、住宅系の販売は好調に推移していることに加えて、大型物件の売却も後押しし、売上高、利益ともに飛躍的に拡大しました。仕入、販売ともに好調に進捗しており、特に注力し始めた中古買取再販の比率も順調に高まっていますので、事業規模を成長させつつ、さらなる強化を図ってまいります。

不動産流通事業、リフォーム事業においては、成長強化事業とのグループシナジー発揮に努めていますが、ともに安定した業績で推移し、通期計画に対して堅調に進捗しています。また、グループ全体としての販管費は、広告、人材投資は継続しながらも、業績に伴う変動費以外の目立った増加要因はなく、第1四半期から引き続き、前年からの増加は1ケタ台に留まっています。

当期は、経常利益36億円を目指す

当社グループでは、2022年3月に新たな中期経営計画を発表し、最終年度となる2025年6月期は経常利益40億円を業績目標としています。2年目となる今期は、売上高573億円、経常利益36億円を計画しています。
中期経営計画では、フランチャイズ事業、ハウス・リースバック事業、金融事業、不動産売買事業を成長強化事業として位置付けておりますが、今期も仕入が好調なハウス・リースバック事業、不動産売買事業が引き続き業績を牽引すると計画としております。フランチャイズ事業では、コロナ禍の影響による退会はおおむね一巡したとみておりますので、積極的に広告宣伝や人材への投資を行い、コロナ禍以前の純増ペース回復に努めてまいります。金融事業は、グループ全体の業績への貢献はまだ時間を要しますが、リバースモーゲージ保証残高の積み上げに尽力してまいります。
引き続き成長強化事業のさらなる拡大と、不動産×金融サービスの深化と高収益体質化を促進し、一層の成長と発展による企業価値向上を目指してまいります。

配当・配当方針について 株主優待制度を再開

当社は、持続的な業容拡大と収益性向上による企業価値の増大を図るうえで、株主の皆様に対する利益還元を重要な経営課題と認識しており、安定的かつ継続的な配当を実施していくことを基本方針としており、2024年6月期末の配当予想は、1株当たり43円、配当性向35.4%としております。当社は依然として成長過程にありますが、今後も、将来の成長投資と内部留保の充実及び株主様への利益還元とのバランスを勘案し、配当性向30%以上を基本水準と定め、キャッシュ・フローの状況と業績見通し等を総合的に考慮の上、配当を実施してまいります。

株主の皆様には、これからもご支援とご鞭撻の程、宜しくお願い申し上げます。