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40代、50代を過ぎ60歳を迎える頃になると、老後の蓄えが心配の種となるのではないでしょうか。昨今は企業によっては、従来の定年退職とされていた年齢である60歳を越えての継続雇用があるものの、収入はそれまでより下がってしまいます。
年金受給開始年齢が65歳に引き上げられるため、多くの方が、定年から年金受給開始までの5年間を収入なしで過ごすことになってしまうのです。そのため、60歳を越えたら生活レベルを下げて支出を抑えたいものですが、それもなかなか難しいもの。
ここでは、老後の生活費を節約するための方法をご紹介しましょう。
老後に必要な金額はどのくらい?
まず知っておきたいのは、年金生活者となった夫婦が暮らしていくためにはどのくらい費用が掛かるかと言うことです。ここでは、その金額や内訳について見ていきましょう。
年金生活となった場合必要な金額は?
一説には、年金生活者となった夫婦が、年金受給開始年齢である65歳から30年間生活していくために必要な貯金額は、およそ2500万円と言われています。
総務省の「家計調査」によれば、年金を含めた老後の収入は1ヶ月平均19万円。しかし、それに対して支出は、1ヶ月平均26万円となっており、毎月7万円と言う大きなマイナス分が出てしまうのです。
また、内閣府HP「高齢者の姿と取り巻く環境の現状と動向」によれば、「特に家計が苦しく非常に心配である」と回答している60歳以上の高齢者の割合は6%以上あります。
支出の内訳
老後の支出の内訳を見てみましょう。2016年の総務省による「家計調査」から試算したところ、主な内訳は以下のようになっています。
食費:約6万5千円
水道光熱費:約2万円
交際費:約3万円(冠婚葬祭 食事会など)
保険医療費:約1万5千円
交通・通信費:約3万2千円
被服、教養・娯楽費、税金(など計):約10万円
もちろん、これらの内訳には不意の支出は含まれていないので、さまざまな支出が上乗せされることになります。
今からでも始められる節約方法
このように、得られる年金と支出を比較すると、毎月7万円のマイナスが出てしまうため、その分を補うことが出来るだけの資金が必要です。資金確保の方法には様々なものがありますが、代表的なものは貯金と言えるでしょう。ここでは、効果的な節約方法をご紹介します。
通信費の見直し
固定電話回線だけではなく、携帯電話やインターネットのプランを見直すことで節約が可能です。ほかにも、スマートフォンを格安SIMにすると言う手段も有効で、これによっておよそ1万円節約出来る可能性もあります。
また、新聞や書籍を購入する際に、従来の紙媒体から、インターネットを利用する電子書籍への変更を検討するのも良いでしょう。特に、新聞ならば無料で利用が出来る簡易版もあるため、定期購読と比べて料金を抑えることが出来ます。
保険のプランの見直し
改めて加入している医療保険のプラン内容を見直してみると、さほど必要がない保障がついていることがあります。そうした無駄な保障への支払いをなくすことで、保険料が軽減されて節約が出来るでしょう。
また、保険は年々新しいプランが生まれており内容も刷新されていくため、定期的にプランを見直すことで、同じ保険料でより便利な保障を受けることができる可能性もあるのです。
マイカーの乗り換え
維持費や車検など、マイカーに関する支出はかなり大きいものです。普通車の年間維持費はおよそ6万円ですが、軽自動車に乗り換えるならおよそ2万7千円にまで節約出来ます。
老後のライフスタイルと合致する車に選び直すことで、金銭的な節約はもちろんのこと、快適な老後を過ごすことが出来るようになるでしょう。また、車を持っている高齢者の方の中には、運転に不安を覚える人もいます。そうした場合、免許を返納し思い切って車を手放してしまうと言う選択肢もありでしょう。
住んでいる家を売ってそのまま住める!ハウス・リースバック
日々のコツコツとした貯金も大切ですが、老後の支出を節約する方法として、今の状態からすぐに始められる節約術が欲しいのも心情。そこでおすすめなのが「ハウス・リースバック」という手段です。ここでは、それはどんなサービスなのか、どんなメリットがあるのかをご説明します。
ハウス・リースバックとは
ハウス・リースバックは、今住んでいる住宅を売却してまとまった資金を得られるうえ、その住宅には、賃貸としてそのまま住み続けることが出来ると言うサービスです。老後の資金確保はもちろんのこと、子供の養育費の確保、ローンや借金の返済に利用している方もいます。
また、競売のように物件売却情報が公開されることがないので、誰にも知られずに自宅を売却することも出来ます。更に、ハウス・リースバックで一度売却した物件は、再度購入し直すことも可能です。
そのまま住み続けることが可能
ハウス・リースバックにはさまざまなメリットがありますが、もっとも大きなメリットは、やはり物件の売却後もそこに住み続けることが出来ると言う点でしょう。
住居を変える必要がないので、老後に引っ越しをする必要がありませんし、仲介などのように買い取ってくれる相手が出てくるまで待たなくて良いので、手軽に早い段階でまとまった資金を手に入れることが出来るハウス・リースバックは、とても便利なサービスだと言えるでしょう。
まとめ
総務省の家計調査によれば、年金を含めた老後の収入は1ヶ月およそ平均19万円。これに対し支出は1ヶ月およそ平均26万円となっており、毎月7万円のマイナス分が出てしまいます。これを補うためには、通信費や保険プランの見直し、マイカーの乗り換えや売却をして無駄な支出をなくすのが有効です。
ほかの有効な手段としておすすめは、ハウス・リースバックがあります。これは、住居を売却してまとまった資金を確保しつつ、その住居には賃貸として、そのまま住み続けることが出来ると言うサービスです。
住居が確保されているので引っ越す必要がない、売却の情報が公開されないので誰にも知られずに手続きを行える、まとまった金額を短期間で手に入れられると言う大きなメリットがあります。物件により取り扱いできないケースもあるので、利用するための条件については事前に確認しておきましょう。
- 顧客満足度97.6%!(2019年5月当社満足度調査より)
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