持ち家を手放さないリースバックのメリットとは?

2019.06.27 更新
ハウス・リースバック

この記事を読むのに必要な時間は約 17 分です。

まとまったお金がほしいけれど、家を売っても引っ越しはしたくないし、ご近所に知られたくない。

そんなときに便利なのが、家を売却しつつも、そのまま賃貸契約で住み続けることのできるリースバックです。

資金作りの方法のひとつとして知っておきたい、リースバックについてご紹介します。

目次へ

リースバックって?

リースバックを利用すると、まとまった現金が得られるうえ、ご近所に知られることなく持ち家を手放すことができます。

どのような方におすすめなのか、どのような用途で利用できるのか、この項目でリースバックの特徴とともにまとめました。

リースバックとは

リースバックとは、持ち家を売却して現金化し、さらにその後も同じ家に住み続けられるサービスのことをさします。

・持ち家を売却する

・購入したオーナーと賃貸契約を結ぶ

・売却した家に借主として住み続ける

大まかにまとめると、この3ステップです。

まとまったお金を必要とするとき、持ち家を持っている方が思い浮かべるのが、家の売却ではないでしょうか。

しかし、いざ家を売却してしまうと、今度は困るのが新しい家の手配です。

新しい家を探す労力はもちろん、契約のための敷金・礼金に加えて引っ越し費用などもかさんでしまいます。

現金を用意するためにとった手段で、かえって現金が必要になってしまう事態におちいるのです。

リースバックは、持ち家を売却した後、購入したオーナーと賃貸契約を結ぶことで、そのまま売却した家に住み続けることができます。

売却したため所有権はありませんが、賃貸契約を結び、家賃を収めることで以前と同じように居住できるため、引っ越し費用など無駄なお金がかかりません。

似たようなサービスにリバースモーゲージというものがありますが、リバースモーゲージは家を担保に入れてお金を借り入れる方法です。

同じ家に住み続けられる点、一度にまとまった現金を手に入れられる点は同じながら、借り入れと売却による収入では、その後の安心感が違います。

リースバックはあくまで売却による収入なので、お金を返済する必要もなければ、手に入れたお金の使用用途を制限されることもありません。

自由に使えるので、生活費用や新しい家の購入資金の一部に充てたり、事業資金にすることも可能です。

こんな方におすすめ

リースバックに年齢制限はありません。個人と法人どちらも利用可能な自由さもあるため、以下のような、さまざまな方におすすめです。

・老後の生活資金がほしい方

・ずっと今の家に住み続けたい方

・子どもの学費など教育費を確保したい方

・残りの住宅ローンを返済したい方

・相続トラブルを回避したい方

・事業資金を安全に確保したい方

リースバックを専門に行っている会社を介すると、会社が物件を買い取ってくれるため、すぐに現金化することが可能です。

老後の生活費や介護費用、介護施設への入居費用など、まとまった現金が必要な方は、方法のひとつにリースバックを検討してみてはいかがでしょうか。

リースバックは売却した後も同じ家に住めるため、たとえば長期休暇時期には、子どもたちが慣れ親しんだ実家に帰ってくることもできます。

リースバックしたことは周囲に悟られないため、ご近所に家を手放したことを知られることはありません。

そのため、売却後も何の心配もなく住み続けられます。

リースバックの良い点は、年齢制限がないことです。

法的に契約を結ぶことのできる年齢(成人済み)であれば、働き盛りの世代でも、引退を検討しはじめる年齢でも利用できるサービスです。

若い世代も利用できるので、子どもの学費に充てたり、たとえばお金のかかるスポーツや音楽などを習わせたいときの初期費用に充てる選択肢もあり。

他にも住宅ローンの残りを返済するために売却したり、相続トラブルを回避するために持ち家を手放したりと、人それぞれの事情に合わせて利用できます。

起業を目指している方は、銀行から融資を受けずに資金を確保する方法として検討してみてはいかがでしょうか。事業計画書など複数の審査がある融資を受けるよりも簡単に資金を得られるうえ、ローンではないため返済金の心配もありません。


目次へ

リースバックのメリット・デメリット

リースバックを検討するうえで知っておきたいのがメリットとデメリットです。

デメリットをきちんと理解しておかなくては、いざ利用したときにトラブルが起こりかねません。

また、メリットをあらかじめ把握しておくことで、トラブル回避になったり、思いもよらなかった活用方法を知ることができます。

この項目では、リースバックのメリットとデメリットをご紹介します。通常の不動産売却とは異なるメリットは何か、ぜひ参考にしてみてください。

メリット

リースバックを利用するメリットは、前述した『こんな方におすすめ』と同じく、すぐに現金化できることなどがあげられます。

・現金を一括で受け取れる

・周囲に知られず今の家に住み続けられる

・必要に応じて家の再購入が可能

・他人名義なので固定資産税が課税されない

・住宅ローンが未返済でも利用できる

ローンとは違い、売却なので、現金を一括で受け取れる点は何よりのメリットでしょう。(一部、一括で受け取れないこともあります)

不動産活用の方法には、たとえば自分が所有したまま他人に賃貸で貸し出すという方法もありますが、毎月の家賃を細々と得るだけにとどまります。

リースバックは持ち家を売却するため、家の評価額に応じたお金を一回で受け取れます。

また、誰かに貸し出す場合のように家を明け渡す必要がなく、ご近所や会社に知られることなく住み続けられるのもメリットです。

新築を数年で手放す場合、会社に住所変更の届出をすると妙な勘繰りをされる可能性がありますが、住所が変わらないリースバックなら、そのような心配はありません。

売却した家は再度購入することが可能なため、一時的に現金が必要な方も、周囲に知られず家の売却と再購入を行えます。

ちなみに、家を手放さず、まとまった現金を得る方法にリバースモーゲージという方法もありますが、こちらは家を担保にお金を借りるため、名義は自分のままです。

よって、毎年土地や家の評価額に応じた固定資産税を支払わなくてはなりません。

しかし、リースバックの場合は家を一度売却し、賃貸で借りて住んでいるだけなので、所有権(名義)は購入したオーナーになっています。

そのため、どんなに長く住んでいても固定資産税を支払う義務はなくなるのです。

住宅ローンが残っている場合でも売却できるケースがあり、得られたお金でローンの残りを完済したり、住宅ローン以外の借入金の返済に充てることも可能です。(残債金額によってはできない場合もあります)

 

デメリット

リスクの少なそうに見えるリースバックにも、デメリットがないわけではありません。

リースバックを申し込む前に、以下のデメリットについても知っておきましょう。

リースバックで起こり得るデメリットは、次のようなものがあげられます。

・家賃を支払う必要がある(家賃が高い場合がある)

・家の名義が変わる

・再度購入する際は売却価格より高くなりやすい

リースバックは売却後に賃貸契約を結んで、同じ家に住み続ける方法です。

当然、家賃の支払い義務が生じます。

このときの家賃の相場は、売却価格と利回りによって決まります。そのため高く売れるほど毎月の家賃も高くなってしまうのです。

ただし、オーナーとの話し合いで安くしてもらったり、売却価格を安く抑えることで数年分の家賃を安くしてもらったりと、解決方法はあります。

売却する家の名義は、購入したオーナーのものになります。

専門会社が購入した場合はその会社の所有となり、個人ではなく会社から借りている状態です。勝手にリフォームするなど、所有権にかかわる行為はできなくなるので、賃貸契約時にこまかいルールをあらかじめ確認しておきましょう。

将来的に家を再購入することも検討している方は、売却時より金額が高くつく可能性があることを考慮しなければなりません。

金額が上がる理由は、単純に土地の評価額が上昇した場合の他、売却時に賃料を安くしてもらうために売却金額を抑えたなどの事情が絡んでいることもあります。

目次へ

リースバックとリバースモーゲージはどう違う?

ここまでの解説でも例にあげたリバースモーゲージという方法も、まとまったお金を得るのに便利なサービスです。

家の所有権にこだわる方は、所有権を手放さずに済むリバースモーゲージのほうが魅力に感じるかもしれません。しかし、リースバックとは異なり、制限が多いなどデメリット的な特徴も持っています。

リースバックとリバースモーゲージで迷っている方へ、ここではリバースモーゲージの特徴と、リースバックとの違いをご紹介します。

リバースモーゲージとは

リバースモーゲージとは、持ち家を担保にお金を借り入れることです。

売却時のように一括でまとまったお金を受け取れる場合もあれば、分割した金額を毎月受け取れるケースもあり、契約した金融サービスによって異なります。

借りたお金の返済は、利用者が亡くなった後に、担保としていた持ち家を売却することで回収します。

毎月返済するのは、借入金に対する利息分のみです。

そのためリースバックで家賃を支払うより安く済む可能性はありますが、家が担保割れを起こしたときは、不足分を一括で返済しなければならないリスクも持っています。

リースバックとの違い

毎月の家賃のことを考えると、リバースモーゲージのほうにメリットがあるように思えるかもしれませんが、実際は一長一短といったところです。

リースバックは物件を売却しているため、家や土地の価値が将来どのように変動しても、影響を受ける心配がありません。リバースモーゲージは借入金額が担保の価値を超えてしまうリスクがあり、新しい担保を用意したり、まとまったお金を用意しておくなど対策が必要です。

最大の違いは、やはり『売って得たお金』か『借りて得たお金』か、でしょう。

リバースモーゲージは、各金融機関に融資を申し込んでお金を借り入れることです。

もともと高齢者の生活の不安を軽減するためのものなので、銀行が認めた範囲内での使用用途しか認められませんし、年齢制限もあります。

リースバックはメリットの項目でもご紹介したように、成人していればどの世代の人でも利用できるサービスです。売って得たお金なので、使用用途も自由に決められます。

他にも、リバースモーゲージは法人の利用ができないことや、土地付き戸建て以外の物件は利用できないことが多いなど、制限が複数存在します。

立地によってはマンションでも利用できる場合がありますが、戸建て以外の不動産(マンション・事務所・倉庫など)は、リバースモーゲージ利用は期待できません。

・戸建て以外の不動産を活用したい方

・まとまったお金を一括でほしい方

・固定資産税を支払いたくない方

・手に入れたお金の使用用途を縛られたくない方

・高齢者以外の方

以上の方は、リバースモーゲージではなく、リースバックのほうを検討してみてください。

目次へ

リースバックをするならハウスドゥのハウス・リースバック

リースバックを手掛けている会社はいくつも存在しています。

もし活用するのであれば、ハウスドゥが提供する『ハウス・リースバック』をおすすめします。

ハウス・リースバックの特徴

ハウス・リースバックは全国展開のフランチャイズ店、ハウスドゥによるリースバックサービスです。

リースバックのパイオニア企業でもあり、専門知識を持ったスタッフが対応します。

リースバックを受け付ける企業の多くは、首都圏や主要都市周辺に集まりがちです。

しかし、全国各地にフランチャイズ店を持つハウスドゥなら、地方の方も近場で相談できます。

地元の情報をしっかりとキャッチしているため、不動産の評価額も適正です。

マンションや事務所など、戸建て以外のリースバックも受け付けています。

いつでも好きなタイミングで再購入するのはもちろん、数年間そのまま賃貸として借り続けることも可能です。

さらに、一度リースバックしてから再購入した物件を、改めて売却したいと思ったときも、全国ネットワークを駆使してサポートいたします。

ハウス・リースバックのさまざまなサービス

ハウス・リースバックの魅力は、全国区のサポート力だけではありません。個人の事情に合わせて、リースバックのタイプも選ぶことができる点も人気を集めている理由です。

・クイック・リースバック…最短5日で現金化できる

・短期リースバック…期限付き契約で売却金額アップと賃料ダウン

・シニア住替えリースバック…老人ホームへの入居などを前提としたプラン

・新築リースバック…お金をかけずに家を新築したい方向き

・リフォームリースバック…リフォーム込みのリースバック

・資産活用リースバック…月極駐車場など一部を資産活用

・アセット・リースバック…法人向けのリースバックサービス

ハウスドゥが提供しているリースバックのタイプは、この7タイプです。

公式サイトでは質問に答えるだけで自分に合ったリースバックのタイプを教えてくれるコーナーもあるので、一度試してみてはいかがでしょうか。

クイック・リースバックなど、サービス利用のために別途手数料が必要なものもあるため、実際の契約は担当者とよく相談してから決めましょう。

目次へ

ハウス・リースバックの利用について

リバースモーゲージに比べると、自由度の高いリースバック。

そのパイオニア的存在であるハウス・リースバックは、利用者の事情に合わせてプラン内容も選べるため、非常に便利です。

しかし、利用するにはある程度の条件があります。

申し込み後スムーズに契約を進められるよう、事前に知っておくべき利用条件をご紹介します。

ご利用条件

リースバックは不動産を売却するため、名義人が複数いる場合は、全員の同意が必要です。

また、住宅ローンが残っている場合もリースバックできる可能性がありますが、残額によっては利用できないことがある点も理解しておきましょう。

具体的には、売却価格がローン残額を下回っていた場合、リースバックは難しくなります。

これらの利用条件は、ハウス・リースバックに限らず、リースバックを利用するには無視できない条件です。

条件で不明点がある方や、自分の場合は条件クリアになるのかどうか判断しにくい、という方は、一度ハウスドゥに相談してみてはいかがでしょうか。

ハウスドゥは長年リースバック業を行ってきており、個人法人問わず多くの実績を残しています。専門的な知識でアドバイスができるので、ぜひご利用してみてください。

目次へ

まとめ

リースバックは家を売却しつつ、賃貸契約でそのまま住み続けることのできる資金調達方法です。

まとまったお金を手に入れられるうえ、契約後に不動産価値の変動が起こっても、リバースモーゲージのように不足分を支払ったり担保を用意する必要がありません。

ハウスドゥのハウス・リースバックなら、専門的な知識と経験が豊富なスタッフを取り揃えているので、リースバックの利用を考えている方はぜひご気軽にご相談ください。

お客様事例・体験談 LINEお友達募集中
 ハウスドゥ
この記事を書いた人

ハウス・リースバック編集部

この記事を見た人はこんな記事も見ています

ハウス・リースバック

ランキング

Facebook

※ 取扱には審査があり、諸条件によりお取扱いできない場合もあります。ご利用にあたっては所定の事務手数料と別途登記等の費用が掛かります。詳細はお問合せください。
※ 締結した契約書の記載事項に反した場合を除き住み続けられる。
※ 再度購入には別途条件有。また、登記費用等の諸経費要。
※ 早期の決済には別途手数料が必要。なお、状況によりご要望に沿えない場合もあり。
※ 残債金額により取扱いできない場合も有。
※ 一部、現金一括で支払できない場合も有。
※ 未成年者との契約には法定代理人の同意が必要となります。