年金受給額の計算方法とは?令和2年の年金額も紹介

2020.10.27 更新
ハウス・リースバック

この記事を読むのに必要な時間は約 8 分です。

ある程度の年齢になったら、年金の受給額を知っておくと良いでしょう。老後のお金は大切です。不動産を含めて、将来の資産管理に備えたいですね。
今回は年金受給額の実態や計算方法、資金不足に備える対策をご紹介していきます。

年金モデル世帯と実際の平均受給額との比較

最初に年金モデル世帯の平均受給額と、実際の年金受給額の平均を比較しながらご紹介していきましょう。

年金は定年退職後の生活を支える大切な資金ですが、働き方や暮らし方で加入方法が違い、それぞれ受け取れる金額が違います。家族の人数やライフスタイルによっても老後の資金は変わってくるため、実際の金額を知って、早めにビジョンを持っておくことをおすすめします。

令和2年度版の年金額

厚生労働省が公表している令和2年度版の年金額の例は、次のとおりです。

  • 国民年金 一人当たりの月額 65,141円
  • 厚生年金 世帯当たりの月額 220,724円

 

ここでご紹介している国民年金の受給額は、加入期間を通して国民年金や厚生年金保険を満額納めていた場合の、老齢基礎年金の受給額です。年金の受給額は総務省が発表している物価指数の影響を受けて随時改定されますが、前年、令和元年の国民年金受給額65,008円と比較すると、微増していることがわかります。

厚生年金は会社員や公務員として働いている人が受け取れる年金ですが、ご紹介している金額は、夫婦2人分の老齢基礎年金を含む、標準的なモデル世帯の年金額です。働き方や世帯の構成によっても差がでますが、モデル世帯は賞与を含めて月額換算した世帯の平均的収入が月額43.9万円で、40年間就業した夫と、その期間を通して妻が専業主婦であった場合を想定しています。

出典:厚生労働省ホームページ
https://www.mhlw.go.jp/content/12502000/000588114.pdf

平成30年度版実際の年金平均受給額

それでは、厚生労働省年金局がまとめた「平成30年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」から、各世帯の実際の平均受給額を見ていきましょう。平成30年度の年金受給額の平均は、次の通りです。

  • 国民年金 一人当たりの月額 55,708円
  • 厚生年金 世帯当たりの月額 143,761円

 

年金受給額は増加傾向で推移していますが、納付月数が多い受給者が増えてきていることが原因だと考察されています。また平均的な金額は55,708円であっても、月額5万円以上を受け取っている人は多く、月額6万円台が最多層を占めていることがわかっています。

厚生年金は前年度と比較して微減しているものの、国民年金の3倍弱と金額が大きく、厚生年金が老後の生活の大きな柱となることがいえるでしょう。

出典:厚生労働省ホームページ
https://www.mhlw.go.jp/content/000578278.pdf

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実際の年金受給額をシミュレーションするには?

将来受け取ることができる年金の受給額を、シミュレーションする方法をご紹介していきます。

年金額の算出には今までの給与の月平均額が必要になるため、個人でするのは難しいものがあります。便利なツールも活用すると良いでしょう。

「ねんきんネット」の試算を利用する

年金の受給額を手っ取り早く知るには、日本年金機構の「ねんきんネット」を利用するのがおすすめです。

日本年金機構は厚生労働大臣の委任・委託を受けて、保険料の徴収や年金給付など、年金事業の一切を担当する特殊法人です。公式サイトからアクセスできるねんきんネットなら、自分が今まで納めてきた年金の記録や、日本年金機構からの各種通知書も気軽に確認できるため、利用を検討すると良いでしょう。

ねんきんネットを使えば、現在と同じ条件で、60歳まで年金制度に加入し続けた場合の受給額の試算が可能です。ただし、ねんきんネットでも計算できるのはあくまでも見込みの支給額であって、正確な金額を算出することはできません。おおむねの金額と考えて、老後のライフプランに役立ててください。

ねんきんネットを利用するためには、事前に利用登録をし、ユーザーIDを取得する必要があります。本人の基礎年金番号が必要なため、年金手帳や年金証書、基礎年金番号が書かれた納付書や領収書などを用意して始めましょう。

定期的に届く「ねんきん定期便」にアクセスキーが記載されている場合は、よりスピーディーに登録の手続きが済ませられます。登録にはメールアドレスが必要ですが、個人情報を入力するため、パソコンやスマホなどのインターネット環境もあわせて整えておきましょう。

ねんきん定期便の「老齢年金の見込み額」が受給額の試算と合わない理由は?

将来受給できる年金の見込み額は、毎年1回、日本年金機構から誕生月に郵送される「ねんきん定期便」にも記載されています。この老齢年金の見込み額とねんきんネットのシミュレーション数値が大きくかけ離れている場合は、国民年金の未納期間があり、試算に反映されている可能性があるので注意が必要です。

未納期間があると、そのぶん将来受け取れる年金が減額されます。これまでの年金加入期間や納付した金額もねんきん定期便に記載されているため、あわせて確認をしておくと良いでしょう。

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年金だけで生活を送るのは不安な方には「ハウス・リースバック」

年金の受給額をシミュレーションしてみて、老後の資金に不安を感じている場合は、ハウス・リースバックをするのも選択肢のひとつです。

ハウス・リースバックとは、ハウスドゥがお手持ちの不動産を買取り、リース契約をして、そのまま今の住宅に住み続けられる画期的なシステムです。毎月家賃を支払う必要はあるものの、不動産の一括売却によってまとまった資金を得ることができるため、老後の生活の不安を取り除くのに効果的です。

ハウス・リースバックの場合は銀行などの融資と違って、年齢や職業などの制限がありません。不動産に見合った資金をスムーズに得ることができ、売却後も住み慣れた住宅にそのまま居住できるため、引っ越しの手間がかからないと好評を博しています。

ハウス・リースバックは思ったほどの年金受給額が得られない人や、老後の生活に不安を抱えるシニアの備えに最適です。将来を考えて不動産の処分や住み替えを検討しているなら、どうぞお気軽にハウスドゥ(https://www.housedo.co.jp/leaseback/)にご相談ください

物件によりご利用できないケースもあるのでまずは担当者にご相談ください。

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まとめ

年金受給額を知っておくことは、老後の生活を考えるうえで一番重要なポイントです。一度試算をしてみて、生活設計に役立てましょう。

場合によってハウス・リースバックも検討して、しっかり老後の資金の確保に備えることをおすすめします。

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ハウス・リースバック編集部

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