【FP解説】老後に悠々自適な生活をおくるために今からやっておくこと

2025.07.16 更新

この記事を読むのに必要な時間は約 9 分です。

定年後、自由な時間が増えたら好きなことをして充実した暮らしを送りたい。

そんな思いを抱く方も多いのではないでしょうか。

老後にゆとりある生活を実現するには、健康な身体、十分なお金、そして社会や人とのつながりが欠かせません。

この記事では、悠々自適な生活を叶えるために今から準備しておくべきこと、老後資金となる年金の考え方、そして理想の暮らしを実現するための注意点について、わかりやすく解説します。

悠々自適な生活とは

悠々自適

「悠々自適な生活」とは、世間のわずらわしさから離れ、自由に心穏やかに暮らすことを指します。贅沢を求めるのではなく、自分の好きなことを楽しみながらのんびり過ごす――

そんなライフスタイルを望む方が増えています。

悠々自適の意味や類語

「悠々自適」とは、世間のわずらわしさから離れ、自分らしく暮らすことを意味する四字熟語です。「悠々」はゆったりと落ち着いた様子、「自適」は何物にも縛られず、自分の思いのままに暮らすことを指します。

また悠々自適と同じような意味の言葉には、「気持ちの赴くままに」や「閑雲野鶴(かんうんやかく)」、「晴耕雨読(せいこううどく)」などがあり、どれも自然体で自分らしく生きることを大切にする言葉です。

悠々自適な生活を送るための準備

悠々自適

老後に悠々自適な暮らしを実現するためには、定年前からきちんと準備をしておくことが大切です。ここでは、特に重要な3つのポイントをご紹介します。

健康な身体づくり

何をするにも「身体が資本」。

いくら時間やお金があっても、健康を損なえば自由な暮らしは難しくなります。

・栄養バランスの良い食生活

・適度な運動習慣

・十分な休養

この3つを日常生活の中で意識し、将来に向けた「健康投資」を今から始めましょう。

老後に必要なお金の把握

悠々自適な暮らしには、やはり一定のお金も必要です。

・毎月の生活費

・医療・介護費用

・趣味・旅行などの余暇資金

これらを把握し、年金、退職金、貯蓄などの資産計画を立てておきましょう。

「どれくらい資金があれば安心できるのか」を見える化することが、無理なく準備を進める第一歩です。

デジタル社会への適応

シニア世代の中にはスマートフォンやパソコンなどのデジタル機器の使用に苦手意識を持っている人もいるでしょう。

これからの老後は、デジタル技術を上手に取り入れることも重要です。

スマートフォンやパソコンを使いこなせれば、情報収集、家族・友人とのコミュニケーション、趣味の幅を広げるなど、生活の質(QOL)が大きく向上します。

苦手意識がある方も、今のうちから少しずつ慣れていきましょう。

悠々自適な生活の送り方

悠々自適 生活

定年退職後は、自由な時間を満喫して、充実した老後を送りたいですよね。

ここでは、悠々自適な生活を実現するための5つのポイントをご紹介します。

適度に体を動かす

長く健康で過ごすために、日常の中で体を動かす習慣が大切です。

散歩や買い物、家事など、無理のない範囲で体を動かしましょう。

また軽いストレッチや柔軟体操も、血行促進や怪我予防に効果的です。

交流の場に参加して社会とのつながりをもつ

仕事を辞めてしまうと人と関わることが減り、孤立しやすくなります。

そうすると塞ぎ込んでしまい認知症が進んでしまう場合もあるかもしれません。

主体的に動いて社会とのつながりをもつようにしましょう。

高齢者向けの仕事に就いたり、地域のボランティア活動に参加したりなど、自身に合った交流の場を探してみてください。

収入源を確保する

食費や光熱費、住宅費や医療費など、生活資金をきちんと把握し、年金以外の収入を得る方法も検討するといいでしょう。

体力があるなら定年後も働き続けたり、預貯金や退職金をすぐに使う予定がないなら資産運用を行ったりすることで老後の資金を増やすことができます。

また持ち家があるなら、自宅を売却して資金を確保することも可能です。

趣味持つ

老後の自由な時間を充実させるには、趣味を持つことが効果的です。

ウォーキングやガーデニング、楽器演奏、手芸など、自分に合った趣味を見つけましょう。

体を動かす趣味は健康維持に、手先を使う趣味は認知症予防にも役立ちます。

情報収集を習慣にする

インターネットやスマートフォンを活用して、生活に役立つ情報を積極的に取り入れましょう。

最新の医療情報、地域のイベント、趣味の講座など、情報を得ることで、老後の暮らしがより豊かで便利になります。

悠々自適な生活を送るための注意点

悠々自適 注意点

自由でゆとりのある老後を送るためには、注意しておきたいポイントもあります。

ここでは、悠々自適な生活を守るための重要な注意点を3つご紹介します。

生活資金の管理を徹底する

老後になっても日々の生活費の管理は欠かせません。

各費目別に予算を立て、その範囲内でやりくりしましょう。

人生100年時代と言われる今、医療費や介護費用も含め、長期的な資金計画を立てておくと安心です。

シニア世代を狙った詐欺に注意する

シニア世代は、詐欺グループに狙われやすい傾向があります。

電話などで預貯金口座への送金を求める特殊詐欺の被害も増えています。

被害を防ぐためには、個人情報をむやみに伝えない、怪しい電話や勧誘には応じないといった対策が重要です。

また、いざというときにすぐ相談できるよう、家族や信頼できる人との連絡手段を確保しておきましょう。

引きこもりを防ぎ、社会との接点を持つ

長年勤めた会社を退職した方は、職場での人間関係や社会的な役割を失うことで、外出することが少なくなり、孤立していく傾向があります。

そうなると一日中家にひきこもり、テレビを見るだけの生活になってしまうと、心身の健康にも悪影響を及ぼしかねません。

悠々自適な生活を続けるためにも、趣味のサークルに参加したり、散歩や外出を習慣化したりして、定期的に外の世界と触れ合うことを心がけましょう。

悠々自適な生活をおくるための老後資金

悠々自適 生活 老後資金

自由でゆとりのある老後を楽しむためには、資金の準備が欠かせません。ここでは老後に必要なお金と公的年金についてご紹介します。

老後に必要なお金

総務省統計局の「家計調査の2023年(令和5年)平均結果」によると、65歳以上の単身無職世帯における月々の平均消費支出額は145,430円です(※)。(消費支出とは、生活に必要な商品やサービスの支出で、税金や社会保険料などは含みません。)

消費支出の内訳を表1に示します。

表1:65歳以上の単身無職世帯の家計収支

項目月平均額
食料40,103円
住居12,564円
光熱費14,436円
家具・家事用品5,923円
被服及び履き物3,241円
保健医療7,981円
交通・通信15,086円
教育0円
教養娯楽15,277円
その他の消費支出
(うち交際費)
30,821円
(15,990円)
消費支出合計145,430

※参考サイト:家計調査報告 〔 家計収支編 〕 2023年(令和5年)平均結果の概要

 

また非消費支出(税金や社会保険料)として、月平均12,243円が発生しています。

他にも住宅のリフォームや修繕費、介護や施設に入った場合の費用など、想定外の出費が必要になる場合もあるため、余裕をもった資金計画が重要です。

 

受け取れる年金

老後の主な収入源となるのが「公的年金」です。     

厚生労働省の「厚生年金保険・国民年金事業の概況 (令和5年度)」によると、年金の平均受給額は次の通りです。

・厚生年金:月額147,360円

・国民年金:月額57,700円

 

※参考サイト:厚生労働省 令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況

 

生活費の基礎は公的年金でカバーできる方もいますが、趣味や旅行などの「プラスアルファの出費」を考えると、年金だけでは不十分なケースも多いでしょう。足りない部分を補うためにも、現役時代からの資産形成や備えが必要です。

まとめ

老後に悠々自適な生活を送りたいなら、若いうちから計画的に準備しておくことが大切です。

特に大切なのは、健康・お金・人とのつながりです。

・体を動かす趣味をもつ

・地域のボランティアに参加する

・生活資金の準備と管理を徹底する

こうした取り組みを続けることで、自分に合った過ごし方を見つければ、充実した老後を楽しむことができるでしょう。今からできることを一つずつ積み重ねていきましょう!

 ハウスドゥ
この記事を書いた人

ハウス・リースバック編集部

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