【書き起こし】2021年6月期 第2四半期 決算説明ダイジェスト

  • 【今回のポイント】
    皆様おはようございます。よろしくお願いします。それでは説明していきたいと思います。
    まず1ページ、今回のポイントは5つ挙げております。
    1番の中期経営計画の変更、2番目に株主優待制度の廃止、そして3番目、新型コロナウイルス感染症の影響、どのように我社が(影響を)受けているか、(影響を)受けている部分と受けていない部分、逆に追い風になっている部分を説明していきたいと思います。そして4番目、ハウス・リースバックの状況、どのように今期は着地していくのか、そして今後のハウス・リースバック事業の成長性をお話していきます。そして5番目、リバースモーゲージの将来性、こういったもの織り交ぜながらお話していきたいと思います。

  • 【2021年6月期 第2四半期 決算サマリー】
    それでは今回、言葉で言い表すと売上高、利益ともに過去最高となっておりますけれども、ファンドの売却によって多少前後しますのでこのような数字になりました。
    全体的な各事業部の数字がしっかりと成長していることと、販管費が2年前くらいから3ヵ年計画の当初の数字を出すために人材投資を行ったことがこの数字によって段々解消され、成長しながら投資した分も多少吸収されています。多少コロナの影響を受けた部分もありましたが、全体的な数字は徐々にポテンシャルが上がってきています。

  • 【2021年6月期 第2四半期 今期目標に対する進捗率】
    次に今期の進捗状況です。
    売上高はしっかり進んでおります。そして経常利益も最低限の数字はいけるのではないかと思っておりますが、上振れ部分までどれくらいいくのかは後半戦見てみないと分かりません。今回の自粛も延長になりまして、多少影響していくのかなと思いますが、最低限は必達したいと思います。

  • 【2021年6月期 第2四半期 セグメント売上高(事業別)】
    そしてセグメント売上高ですが、見ていただくとはっきり、くっきり(コロナの)影響度合いが分かると思うのですけれども、フランチャイズ事業部は多少なりとも(コロナの)影響を受けていないもしくは追い風のような感じもします。
    その理由は前回の決算説明でも申しましたようにオンライン化によって参加事業者が増えた。その参加に対するフランチャイズ契約率は落ちておりますが、参加人数がオンラインによって約5倍程参加されておりますのである面では追い風かなと思っております。
    そしてハウス・リースバック事業部、こちらもファンドの売却、そういったものでなかなか表現しにくいですが、このあたりは多少前回の発表でもあったと思いますが政府の支援によって多少反響が落ちましたが今年に入ってお問い合わせが増えております。
    そして売買事業部は、昨年の前半戦に(コロナウイルス感染症拡大)の状況を見まして、自粛中にもかかわらず直営店舗にお客様の来店・お問い合わせが結構ありましたので逆に打って出たわけですけれども、仕入れもたくさん強化しました。少しリスクを背負いましたがこのあたりがうまく成功しているということです。

  • 【ハウス・リースバック事業】
    そしてハウス・リースバック事業を説明したいのですけれども今は月間70件の仕入れを行っております。そして今期の6月末時点では80件は軽く超えて年末には90~100件に持っていきたいと考えております。2021年の6月期には累計900~1000件の物件を取得することになります。
    そして右側の保有物件はこの2021年の6月期約5億~56,57億という分はファンドに売却した後の残りを(この数字に)持っていきたいということです。

  • 【金融事業】
    そして金融事業です。左側が貸金業です。だいたい融資残高が100億くらいです。私の考えは約100~150億くらいがマックスでこれ以上融資残高を伸ばすつもりはないと考えております。
    ただし、私の考えは貸金業を通じて不動産コンサルという考え方で融資より売却された方がいいのではないかということや、リースバックの提案をしたり、ノンバンクもしくは銀行様と組んで融資保証に入ろうということ、そしていいタイミングで売却を提案していく、こういうビジネスモデルを私は前から考えていたということでは、貸金を通じてベストな不動産活用で融資+不動産取引のお仕事をもらおうと考えております。
    そして右側、リバースモーゲージ保証です。これが私の本当の肝煎りでございます。なにぶんこのあたりの進捗が遅れておりまして来期の3ヵ年計画の変更を余儀なくされ、非常に残念なのですが手ごたえは感じております。ほぼ私の中では確信を得ています。まさしくリバースモーゲージの時代がやって来ていると肌身に感じていますけれども、前にも申しました通りリースバックの事業をスタートしてこのニーズが分かりました。そして銀行様と提携させていただいて大阪信金様が第1行としてスタートしたわけですが、なかなか宣伝を各金融機関様がいろいろやっておりますが遅れているのが正直でございます。
    しかし楽天様と提携させていただいて非常に見込みがありそうな感じで、なかなか内容は言えませんが非常に楽天様も我々の提案に対して「(ハウスドゥが)言われてた通り非常にニーズがありそうですね。」とおっしゃっていただき、いろんな活動を計画しております。
    できれば10年以内に1兆円程の保証をしたいと思っておりますが、それを機にいろいろ各銀行様からの提携依頼が結構増えております。順次提携発表できると思いますが、ここ(リバースモーゲージ)は日本のマーケットを作ってシェアをダントツで取っていきたいと考えております。

  • 【不動産売買事業】
    そして売買事業です。前期の残高を見ていただいても分かりますが、今現在の2Qの残高も非常に在庫を持っております。そして営業利益も伸びておりましてこの2,3年私は非常にポジティブに考えております。景気もワクチン効果もありまして需要もさらに回復していき、コロナ騒動によって政府のマイナス金利の持続、継続の解除がそうそうないだろうという事ではそれも追い風になってきていると思います。

  • 【中期経営計画の修正】
    そして来期の数字、大変申し訳ございませんが変更させていただきました。その理由はリバースモーゲージの進捗の遅れ、今回のコロナの諸々で確実な数字を提示させてもらったつもりでございます。できる限りは上振れするように持っていきたいですがこのようにさせていただきました。

  • 【今後の成長ポイント】
    今後の成長ポイントをまとめまして、やはり私の肝煎りはリバースモーゲージの保証をどんどん金融機関様と提携して拡大していきたいと思います。それに伴うデジタル査定の強化ということでは、我々の強みである全国のデータベースがあります。日本で唯一我々だけではないかと思うくらい全国の地方のデータベースをしっかり持っており、それが保証の武器になっているということですが、一部アナログでやらないといけない部分があります。その理由は行政の間でも遅れているデジタル化という部分を今回のコロナ騒動で政府が進めていくと言われております。全国の10年で1兆円を仮にするのであれば相当な量が出てきて不動産処分も出てくるということでは査定は我々の心臓部になるのでデジタル化は不可欠になります。ここにしっかりと投資していきたいと思っております。
    そして売買事業部です。先程お話ししましたように非常にチャンスがやってきていると思います。これがどこまで続くかという部分では、買い場は1年から1年半かなと思っております。
    そして3番目、タイ事業です。中古再販事業という専門業者がないというのはお伝えしたのですが、タイは不動産事業をするのに免許が要らないです。
    そこに私は目をつけましていろいろコロナ禍の自粛で止まっておりましたが、10件程買った分の5,6件が売却できているという点では1つ実績として表れてきまして、ですからこれをどんどん伸ばしていこうということで徐々にコロナ自粛もあるなかで(市場が)動いてくるだろうと、そして同時に加盟店募集をスタートしております。このタイの事業がかたちにできれば各国に同じパターンで展開していくという点でアジア展開の1つのポイントになるのではないかなと思っております。
    それに伴うデジタル投資、人材投資、不動産投資もしっかりやって、特に今人材も取りやすいので、できる限りは人材をたくさん取ろうという部分は来期の計画変更の1つの要因でございます。できれば採用も年間150~200人規模くらいを採用したいと思っております。今チャンスだと思っておりますので毎年計画で取っていくよりも取りやすい時に取りたいです。

  • 【ドゥバンク構想】
    最後になりますけれども私は将来リバースモーゲージ保証を拡大して、前から申しましたようにDo BANK構想というものをイメージしております。これはアメリカにもありますが今ではスマホで簡単にキャッシングができます。キャッシングと言いましても小口の金融はいくらでもありますが、20万、30万をクレジットカードあるいは銀行カードで引き出せる、借入できる時代ですが、私は1000万、2000万単位でキャッシングできる時代を作りたいです。
    ということで全体的な説明はこれで終わります。全てにおいて業界を変えていきたいなと思います。ありがとうございます。