うまくいかない資金繰り!改善のコツを知って上手に運用しよう!

2023.04.1 更新
ハウス・リースバック

この記事を読むのに必要な時間は約 9 分です。

健全に事業を続けるためには適切な資金繰りが重要ですが、誰でも思いどおりに売掛債権を現金化できたり、コストを抑えたりすることができるとは限りません。
中には「業績自体は黒字だが、売掛金の支払いサイトの影響で新規受注できる現金の余裕がない」と困っている方も多いのではないでしょうか。業界によっては日常的な問題のひとつとなっている場合もあります。
ここでは現金化がうまく行かない、資金繰りに毎月悩まされているという方へ、資金繰りが悪化する前にできる改善のコツをご紹介します。

資金繰りが悪化する原因

資金繰りの悪化を招く原因は、複数挙げられます。黒字経営で税金を支払うことができている会社や、継続的に売り上げが発生している会社であっても、運営方法によっては現金不足へ陥る可能性に注意しなくてはなりません。

まずは資金繰りが悪化する原因について、自社にあてはまっているものは何か絞り込むことから始めましょう。主にあげられる原因は、以下の5つです。

資金繰りの管理をしていない

資金繰りの状況をきちんと把握していない方は、資金繰りに悩まされる傾向にあります。いわゆるどんぶり勘定で経営を行っていると、一見するとうまく業績を伸ばしているように見えても、現金が足りず新規事業に着手できない事態も起こり得ます。

資金繰り計画を立てるために、まずは状況把握のための表などを作成して定期的にチェックしましょう。問題が発生した場合は、早急に手を打つことで深刻な資金繰りの悪化を防ぐことが可能です。

借入返済額が増えている

金融機関からの借入金が多いと、資金繰りは困難です。借入金が多ければ多いほど定期的に発生する返済金も高額となり、キャッシュフローに影響を与えます。

借入金が返済可能額を超えないよう管理しましょう。返済可能額は、税引後利益(当期純利益)に減価償却費を加えた金額が目安です。

返済可能額がすでに税引後利益と減価償却費の合計金額を超えている場合、早急に手を打たなくてはなりません。超過状態が続くほど資金繰りが困難となります。

過剰な設備投資をしている

業務効率化や人件費削減を考えると、真っ先に考えられる方法のひとつが設備投資です。確かに導入時は高額な投資額で苦しくても長期的に見ると業務効率化による出荷量増加や人件費削減につながります。

しかし、それはあくまで問題なく事業が継続できた場合のことです。設備投資を繰り返すと、投資した分の資金回収ができないまま借金を増やすこととなるでしょう。新たに設備投資を検討する場合は、過去に行った投資分の資金回収が済んでいるか、明確な回収計画が立っているか見直すことをおすすめします。

経費の無駄遣いをしている

必要以上に経費をかけているところはないか、定期的にチェックすることも大切です。たとえば広告宣伝費にコストをかけている場合、最低でもコストをかけた分は回収しなければなりません。

広告宣伝費の回収率をあらわす指標「ROAS」を参考にしましょう。「広告経由の売上÷広告費用×100」で出た数字が100(%)を超えていれば、コスト回収はできていますが、広告宣伝費をかけたとしても効果があったかは定かではありません。

また、その他の費用も使い過ぎに注意してください。節税目的で経費計上を行っても、節税できる費用は経費を超えることがないためです。

在庫が増加している

売上増大を見込んで在庫を過剰に抱えていないでしょうか。在庫を潤沢に用意しても、売れなければ利益にはなりません。かえって倉庫など保管コストがかかり、在庫仕入れのための支出とともに会社の現金を減らしてしまいます。

不良在庫とならないよう、仕入れ量を見直すことも重要です。

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資金繰りを改善するための5つのコツ

上記の原因を避けることで、資金繰りの悪化をある程度防ぐことは可能です。しかし、すでに資金繰りで困っている場合は、予防策に加えて積極的な改善策を講じる必要があります。

この項目では、すでに悪化しつつある資金繰りを改善するために重視すべき5つのポイントについてご紹介します。

入出金を明確にして分ける

入金・出金を明確にし、会社が有する現金を改めて把握しましょう。営業収支・投資収支・財務収支に分け、現金が増減した理由も分かるよう整理します。

また、実績と予定に分けることで「実際に手元にある現金」と「入る予定の現金」を混同した無理な投資や仕入れを防ぐ効果があります

資金繰り表で経常収支と経常外収支を区別

資金繰りはできる限りこまかく状況を把握する必要があるため、資金繰り表の作成は欠かせません。

すでに資金繰り表を作成しているという方も、項目を見直してみましょう。経営収支と経営外収支を区別することはもちろん、更にこまかな項目ごとに分けて記載することもポイントです。たとえば経営収支の場合、現金売上と売掛金回収、雑収入が挙げられます。

売掛金・受取手形の回収サイトを早くor支払いサイトを遅く

業種によっては、受注から支払いまで長い期間が空くことも珍しくありません。売り上げはあるのに納品日まで日数があり、売掛金の回収が遅れるとなると、材料費や人件費に困る事態が起こるでしょう。

現金不足を避けるためには、売掛金や受取手形の回収サイトをできる限り早くすべきです。得意先に売掛金の期日を早めるよう交渉したり、ファクタリングを利用したりするなどして、売掛債権の金額に応じて損失が少ない方法を選びましょう。得意先に交渉する場合は、割引サービスを提案するなど相手にとってもメリットのある交換条件が必要です。

また、自社の買掛金の支払いサイトを遅くする方法もおすすめです。現金をできる限り長く手元に残すことで、一時的な現金不足のときに新たな支払いで困る心配がありません。

正しい節税をする

効果のある節税を行い、余計な節税は避けましょう。延納や振替納税を活用すると、1ヶ月~2ヶ月ほど納税時期を遅らせることが可能です。

  • 延納…所得税の納付を2ヶ月半遅らせることができる
  • 振替納税…所得税・消費税を口座振り替え利用で1ヶ月遅れて納税する

 

それぞれ利子がついたり条件があったりとメリットのみではありませんが、税金を滞納するよりは資金繰りの選択肢が増えます。滞納者は銀行融資を受けられないほか、ファクタリングを利用できない場合もあるためです。

余計な節税とは、たとえば節税目的で新たな経費を計上することです。保険への加入や社用車の購入などは節税以上の支出につながり、資金繰りを悪化させる原因となります。

不要なものの売却や処分

使用していない設備や過剰な在庫は、早急に処分しましょう。維持のための税金やコストを削減することで、現金の定期的な支出を抑えられます。

また、持ち家を売却して現金を得るリースバックもおすすめです。自宅をリースバック業者から買い取ってもらうことで現金化ができるのと同時に、賃貸として住み続けられるため、引っ越しを行う必要もありません。売却すると、固定資産税など維持のための税金もカットできます。

ハウスドゥの「ハウス・リースバック」なら、最短5日で現金化をすることが可能です。(物件・状況により5日で対応できない場合もあります。5日実施の場合別途手数料が必要になります。)

全国ネットワークでいつでもスピーディーな対応を心がけているので、まとまった現金を得たい方や余計な支出のない節税を検討している方は、ぜひ一度ハウスドゥ(https://www.housedo.co.jp/leaseback/)にお問い合わせください。

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まとめ

悪化した資金繰りを改善する方法として、近年はファクタリング活用が注目されています。短期的な効果は確かに期待できますが、長期的に見るとやはり原因である資金繰り自体の改善が必要です。

こちらでご紹介したとおり、資金繰りは現状の把握と正しい節税、余計な設備や在庫の処分など複数の方法で行うことができます。「現金不足に悩んでいるが、安易なファクタリングで回収できる売掛金を減らしたくない」という方は、ハウスドゥのハウス・リースバックもぜひ検討してみてください。

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ハウス・リースバック編集部

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